大切なお子さまに受けさせるものだからこそ真剣に考えて欲しい・・
予防接種を必ず受けさせることが親の義務ではありません。予防接種と子どもの健康について真剣に考える・・
それが本当の義務・責任ではないでしょうか。

ここでご紹介するものは実際に私が書いた手紙の内容をコピーしたものです。文章の書き方や内容についてはご意見も多々あるかと思いますが、予防接種にはこういった考え方もあるということで、お子様の予防接種を考える上で参考にして頂ければと思い公開しました。

 「○○○」編集部 様


  私には2歳半になる息子がいます。子育てには特にポリシーというものはないのですが、とにかく「すくすくと
 元気に」育ってくれることだけを願っています。そんな私と妻が愛読しているのが「○○○」です。子育てに関する
 情報が満載で、毎月読むのを楽しみにしています。
  今回筆を取りましたのは、8月号の別冊での予防接種の記事について少し気になることがあったからです。
 予防接種についての特集を組んでいただくのは非常にありがたいのですが、書かれている内容については
 失礼ながら疑問符(?)を付けたくなるようなものばかりでした。なかでも一番の問題は、誰が読んでも「予防
 接種は受けるべき」と思ってしまうような内容だったということです。
  
  ご存知のとおり、1994年に予防接種法が改正され、接種を受けるか受けないかは個人の自由意志で選べる
 ことになりました。しかし、私たちが日ごろ目や耳にする情報は「予防接種を勧める立場のものばかり」です。
 受けるのも自由なら受けないのも自由なはずですが、受けさせない親はまるで悪者のように見られる風潮が
 あります。さらに「予防接種は効くし安全だ」と信じている親が多いのにも驚きます。もちろん絶大な効果がある
 ものもありますが、あまり効かないものもあります。安全性については100%安全なものなどありません。
 このような背景にはマスコミの姿勢が影響していると私は思います。予防接種のプラス面のみ吹聴し、マイナス
 面はほとんど出てこない。「○○○」もやはりそうだったのかと・・・少し残念に思いました。
  
  私の立場は「必要と思う予防接種だけを受ける」です。息子が生まれたときにもらった厚生労働省のパンフ
 レット『予防接種と子どもの健康』には、「子どもは病気にかかりやすく、かかると重くなることがありますので、
 病気にかからないよう守ってあげなければなりません」「お母さんから赤ちゃんにプレゼントした病気に対する
 抵抗力(免疫)は、・・・自然に失われていきます。・・・赤ちゃん自身で免疫をつくって病気を予防する必要が
 でてきます。これに役立つのが予防接種です」と書かれています。一見もっともらしく思える文章ですが、
 これらについては「子どもは病気にかかりながら丈夫に育っていくものです。しかし、なかには特定の病気に
 かかると重くなる子どももいます。そういう子どもには、その特定の病気にかからないように予防接種を受ける
 のも一つの方法です」「病気の予防は、予防接種よりも、まず清潔で落ち着いた生活環境と十分な栄養や睡眠
 による抵抗力です。これによって感染しても発病しない(不顕性感染)健康な身体をつくることができれば最も
 よいのです。しかも病気によっては、一度かかれば、ほとんど一生続く免疫(終生免疫)ができるものも少なく
 ありません。ですから、健康な子どもはこうして免疫をつけるのが一番よいのです」と考える方が自然ではないで
 しょうか。
  
  別紙に、別冊○○○ママ(8月号)「保存版3歳までの予防接種NOTE」についての意見をまとめてみました
 のでご一読願います。黒字の内容に対する意見をその下に網かけ文字で書いています。


※↑上の黒字の内容網かけ文字については、↓下では太字青字で表示しました。


  別紙


 1 はしかで死者がでているってほんとう?→ ほんとうです。かならず予防接種を
 2 ポリオのように流行していない病気でも予防接種が必要?→ 子どもをもつ社会人としての義務
  「かならず予防接種を」「社会人の義務」という言葉は適切ではないと思います。これでは予防接種法改正
 前の「強制接種」と何ら変わりはありません。それにあまりにも接種を勧める立場に偏りすぎているように思え
 ます。予防接種のマイナス面の情報もあわせて書くべきではないでしょうか。
  「流行を阻止するため(他人にうつさないため)に受けなさい」というのは、俗に予防接種推進派と呼ばれる
 人たちの典型的な言い分です。感染症が減ったのは予防接種だけでは説明のつかないケースも多く、また流行
 阻止には使えないとわかっているワクチンもあります。ポリオにしてもここ20年ほどの患者は0と(後のページ
 で)書かれていますが、これは野生株による患者が0という意味で実際は二次感染によるポリオ患者が存在
 します。二次感染とはワクチンを接種した人から感染することですが、このようなマイナス面については何故
 触れていないのでしょう。
  
 2 定期接種
 ポリオ・・・ワクチンによる発症は非常にまれだといっていますが、このことは逆にワクチンによって小児麻痺に
       なった子供が存在することを意味します。野生株による患者は20年も出ていないのに、一方では
       ワクチン接種者からの二次感染が起こっています。これでは何のためにワクチンを打っているのか
       わかりません。最近ではワクチンをこのまま続けることに疑問を持つ人が増えてきています。
 三種混合・・・ジフテリアは現在では治療法もありそれほど恐れる病気ではありません。また、百日せきは
       1964年の集団接種開始前から激減しており、患者数の減少が予防接種の効果だけではないことは
       明らかです。接種方法は必ず3つのセットで受ける必要はなく、破傷風(T)のみの接種も可能です。
       ただし自治体によっては有料となる場合もありますので、まだまだ制度上の問題は多いようです。
 日本脳炎・・・これも正しい情報とはいえません。まずウィルスを媒介するのは豚だけとは限りません。
       それに患者数は1992年から年間数人しかいませんし、死亡者となるとほとんどいないのが現状です。
       そしてこれもまた予防接種の普及で減ったという証拠は何もないのです。日本脳炎はワクチンの
       中でも副反応は多いほうです。ポリオと同じで感染しても発病しない不顕性感染が非常に多い病気で
       あること、また患者がほとんど出ていないことなどを考えるとワクチン接種を勧める必要が本当に
       あるのか疑問です。
  
 3 任意接種
 インフルエンザ・・・厚生労働省は、幼児の脳炎・脳症は解熱剤が関係している可能性が高いとして2年ほど
       まえから注意を呼びかけています。にもかかわらず、いまだに「インフルエンザは脳炎・脳症がこわい」
       という図式が変わらないのはなぜでしょう?また年間百人以上が死亡しているとありますが、これは
       全体の数字であって幼児のみではありません。しかも死亡者の多数は老人が占めています。
  
 4 副反応がこわくて受けたくないけどダメ?→ 本物の病気にかかるほうがずっとこわい
  必要以上に病気に対する恐怖心を抱かせる表現になっていないでしょうか?「かかると有効な治療法が
 なかったり、死亡したり、重い後遺症が残ってしまうことが多い」とありますが、治療法が確立されているものも
 ありますし、後遺症が残ったり死亡してしまうことはそれ程多くはありません。比較的症状が重いとされる麻疹
 でさえ死亡率は1%にも満たないのです。病気は自然、副反応は事故ということから考えても、単にリスクの
 比較で判断していいのでしょうか。
  
 7 予診表にある署名をすると、責任はすべて署名した人にあるの?
      → 法的な意味はありません。接種の意思の確認と考えて
  これも正しくありません。実際は「万一事故が起こって、お子さんが死んだり重度の障害者になったときは、
 その責任の一部は保護者にもありますよ」と責任をかぶせる意図を含んでいます。ですから、国や医師は
 副反応についての情報をもっと提供するべきですし、保護者も事故は起こることがあるのを知っておくべきだと
 思います。
  
 8 予防接種をすれば、その病気には絶対にかからないのですか?
  例えば麻疹のワクチンは、接種しても免疫がつかなかったり、ついても低下することが明らかになってきて
 います。このため、米国では高校生、大学生に流行があり2回接種するようになりました。また、ワクチンは
 実際に感染するより免疫が少ないため、母体から移行する免疫も少なく乳児早期にかかることも考えられるので
 今後の問題となるでしょう。
 ワクチンでは中途半端な免疫しかできないため、将来様々な問題が引き起こされる懸念があるということです。
  
 9 インフルエンザやB型肝炎の予防接種を受けたほうがいい?→ インフルエンザは積極的に
  インフルエンザワクチンを積極的に勧める医師が多いようですが、その方々はどういった根拠でワクチンを
 勧めているのでしょうか?あの厚生労働省でさえ「子どもへの有効性・安全性は確認されていない」と言って
 いるのに。
  事実として、1977年から13年間にわたり、5歳から高校生まで強制的な接種を続けてきましたが、流行阻止
 効果はなく、個人の重症化阻止効果も疑わしいことが分かって、予防接種法からはずされたという経緯がある
 のです。そして、その後、これを覆すほど確かな研究データは出ていません。そのために、厚生労働省も、子ども
 への効果は不明として、2年前から研究班を組織し、3年計画で結論を出すことにしているのです。また、昨年
 10月に改正された「予防接種法」でも、子どもはインフルエンザ予防接種の対象にはなっていません。
  先にも書きましたが、脳炎や脳症も、インフルエンザそのものより、圧倒的に解熱剤が原因であることが明らか
 になっています。ですから、この段階で、子どもに「効く」と信じて接種を受けさせたり、「効く」と決めつけて接種を
 勧めるのはどうかと思われます。
  
 10 予防接種前におたふくかぜにかかりました。予防接種は受けなくてもいい?
  不要なワクチン接種は絶対に避けるべきではないでしょうか。


文中にもあった「インフルエンザワクチンの子どもに対する有効性・安全性」は
最新の調査でもまだ確認できていないようですね。

とは言いましても
これを書いたのは2002年ですから文中のデータも当時のものです。
最新のデータについては以下のサイトなどで確認されることをお勧めします。

【最新の情報】(あくまでも管理人の知識の範囲で収集した情報です)
○現在、日本脳炎ワクチンはADEM(急性散在性脳脊髄炎)の健康被害により、
  「積極的な接種勧奨を差し控えるべき」(事実上の中止)となっています。
○2006年4月1日から、麻疹と風疹のワクチンは単独ではなく2つをセットにした
  MRワクチンに変わるようです。接種は小学校に就学するまでに2回必要です。
  ワクチン接種の回数が増えればそれだけ被害を受ける確率も上がります。
  今後「麻疹(または風疹)だけ受けたい」という場合は有料での接種となります。



予防接種情報ふくおか
ワクチントーク全国
厚生労働省ホームページ


また、予防接種を受ける(受けさせる)ための情報を探して
このページに迷い込んだ方もいらっしゃるはずです。
受けないのも一つの選択なら、受ける(受けさせる)のも一つの選択肢です。
そんな方たちに役立つサイトを以下にご紹介いたします。

予防接種案内
All About 子供の健康
: 門真市の予防接種情報です
: 子供の病気や予防接種などについての情報リンク。
 情報量が豊富なのでいろいろと役立つかも。予防接
 種については当たり障りのない情報。若干タイムリー
 性に欠けるかも。



このサイトについてのご意見・ご感想などありましたら
以下の掲示板にお書きいただけましたら幸いです。

住人問路な掲示板
(話題は予防接種だけに限定していませんが、お気軽にどうぞ)



ホームへ        前のページに戻る

門真大阪情報ナビ(全国版NEWFACE紹介)    門真大阪情報ナビ(ホーム)